ヒーローズコミックス 仮面ライダークウガ 02 レビュー
今回ご紹介させていただくのは…………
漫画版 仮面ライダークウガ 第二巻です！
月刊ヒーローズで好評連載中、TVシリーズのストーリーをベースに平成ライダーシリーズを数多く手掛ける井上、白倉コンビがクウガの世界を再構築！新たな背景と大胆な展開で話題を呼んでいますね♪
二巻をレビューする前にまず前巻のあらすじをザックリ説明。
※以下、ネタバレが多分に含まれておりますので未見の方はご注意ください。
「長野県九郎ヶ岳遺跡にて発掘チームが謎の柩を発見、中を開けるとベルトを纏った人間と思われるミイラ、
そしてその直後二重柩の下より現れる禍々しい黒い影がチームに襲いかかる！
所かわって舞台は東京、オカルト狂信者による女性ばかりを狙った連続猟奇殺人を追う捜査一課の一条刑事は同僚の杉田刑事、笹山巡査らと共に犯行現場を特定、確保に成功する。
同刻、新幹線の客の体積が無くなるという謎の大量死亡事件が発生、一条達も現場に向かおうとするが確保したばかりの殺人犯が移送中脱走したとの報告が入り単身犯人を追う一条刑事。
車のGPSを頼りに発見するも新幹線を襲った謎の男によってすでに手に掛けられていた犯人は一条の眼前で体積を失い弾け飛んでしまう。
たじろぐ一条を前に男はみるみる姿を変えクモ種怪人グムンに変身、拳銃での応戦をものともせず襲い来るグムンによって危機に陥る一条、
そこに突如現れる二本角の白い戦士の姿がッ！！………」
と、ここまでで一巻の３分の１ぐらいまでですが長すぎるのでこの辺にしておきます。まだ五代くんも登場してませんね(笑)
しかしこのマンガ版では一条さんをメイン視点として描かれているような印象を受けるので遅れるのも必然的かなぁと。
☆テレビ版との相違点
時代背景が2015年設定に変わっており、ケータイがスマホになっていたり現代に合わせた描写に変更、クウガ自体のデザインもかなり荒々しい姿でS.I.Cシリーズのクウガのような感覚、好き嫌いは分かれるかもですね💦
主要な登場人物、及びキャラクター、相関図などは概ねテレビ版と同一ですが、五代くんが金髪ピアスだったり桜子さんが黒髪ロングなど外見の変更あり。
結構賛否ありそうですが個人的には現代風にアレンジということであれば十分アリかと、一番の変更点としては今回一条さんにも妹がおり、今後重要なキーパーソンになりそうな予感。
それに比べグロンギ側はかなり新要素多数、まず自分が読みたくなったキッカケでもあるのですがグロンギ同士の掛け合いがコミカルに描かれており、ひたすら怖く、冷たい存在だったテレビ版よりも好感触、コレはオモシロイ♪
もちろんグロンギ語でのやり取りなのですがテレビ版とは違い、訳されたフリガナがふってあるためスムーズに物語に入り込めます。テレビでは分からない言語演出が重要な「味」となっていましたが読み物としてはコチラで正解ではないでしょーか。
あとはまた外見の話ですが人間態はともかく怪人時のデザインが大幅アレンジ、ほぼ別物と言っていいほど変わっております。性格とは逆に異形さが増してより恐怖感ある造形がイイですね！
(ただゴオマさんはどう見ても………うぅん💦……)
☆二巻の大きな見どころ
コウモリ種怪人ゴウマを辛くも撃退し桜子さんを救ったのも束の間、次なるバッタ種怪人バヅーに大敗する白いクウガ=五代くん。
一条さんが座右の銘として事あるごとに説く「正眼の構え」の精神を教えられ、ついに決意の「赤いクウガ」への変身を果たします！
この時の一条さんと一体となって変身する描写は否が応にも燃えますね♪アツい！
示唆される「アギト」の存在
巻末でテレビ版ではグロンギの勘定方を務めていたコンドル種怪人ドルドが第三勢力？として登場。なにやらアギトに関係する存在で人間と暗躍しているようです。
元々ファンサービスとしてあったクウガ、アギト間の世界観設定をココで活かしてくるとはニヤリな展開！
同じく最後に登場する傭兵のテツヤ(サワキ？)と共に非常に今後の動向が気になります♪
以上、漫画版クウガの私見レビューでした。
絵のタッチ自体、自分でも好んで読むタイプの絵ではなくグロテスクな表現も多いのですが、まだまだあるであろう原典との違いを照らし合わせながら読み込んでいくのが面白く、フォームチェンジなどのパワーアップをどう果たしていくのか、アギトとの共闘はあるのか、と興味は尽きませんね♪
およそお子様向けではありませんが子供の頃にテレビで見ていた方、大人になって最近見たという方、マンガからクウガを知ったという方も存分に期待できる内容と感じました！
次巻は早くも１２月！たのしみだなぁ♪♪
長々閲覧ありがとうございます。それではまた次回！
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